玉ねぎの描き方を講座として出している人はあんまいないのではないかと思い、今回玉ねぎを描く機会があったので、描き方をまとめてみました。
ぼかすところを極力少なくして、基本のブラシだけで描けるようにしてあるので、初心者の方でも真似しやすい作りになっています。
使用ソフトはkritaになりますが、フォトショップやクリスタでも問題なく完成させることができますので真似してみてください。
また、前回簡単に描けるそれっぽいピザの描き方についても紹介しておりますので気になる方は合わせて読んでみてください。
玉ねぎの描き方【線画編】
線画ベースの塗になるので、簡単な線画を描いていきます。
初めに画像のような楕円を意識した球体を描きましょう。


てっぺん部分の髭を描くだけでも玉ねぎ感が出るので忘れずに描いておきましょう。


髭部分から平べったいアーチを描くように線を引いていきましょう。
てっぺん部分をやや凹ませ気味に描くと雰囲気が出ます。
線画はここまで描ければ完成です。
線画自体は多少粗くても問題ないのでササっと描いてしまいましょう。
玉ねぎの描き方【塗編】
塗は線画ほど単純ではありませんが、それでもキャラクターを描くときよりかは遥かに簡単です。
文での説明が途中で何を言っているのか分からなくなってしまった方は、とにかく画像を真似していきましょう。
では初めに、ベースカラーを塗っていきます。


ベース色は赤系の茶色で塗ります。
今回使用している色は画面端にカラーパレットを置いているので、画像からスポイトで取って使ってもらっても大丈夫です。


次に白系の色をぼかしブラシで塗ります。
塗った後にレイヤーの透明度を60%あたりまで落としましょう。
コツとしては半分より上に塗っていくイメージです。
レイヤーって何?という描き始めの方は以下の記事も合わせて読んでみてください。


ベース色の茶色よりも赤よりの茶色をレイヤー透明度60%ほどで塗っていきます。
玉ねぎの剥く部分の皮色を表現しています。
上部のベース色を残しつつ下を重点的に覆うように塗っていきましょう。


先ほど塗った皮色の中に被せて赤茶色を塗ります。
使う色は先ほどと同じですがレイヤー透明度は20%まで下げてレイヤー効果を乗算にして塗っていきます。


再び同じ色でレイヤー透明度を25%にし塗っていきます。
今度は最初の皮の外側にはみ出すイメージで塗っていきましょう。
髭の根元部分にもこのレイヤーで影を入れてしまいます。


皮を塗り終わったら髭の部分にレイヤー透明度60%で黒よりの茶色を塗ります。


先ほどよりもさらにレイヤー透明度40%にし、黒よりの茶色でアクセントをつけていきます。
玉ねぎの線に沿って塗るとそれっぽくなります。
コツはひと塗りを短く区切って点描のような感覚で塗る事です。


玉ねぎの半分より上目にくすんだ黄色を塗っていきます。
レイヤーパレットは画像右上の色です。
レイヤー透明度を35%にしまだ塗っていない部分を埋めるように塗っていきます。


レイヤー効果をオーバーレイにしレイヤー透明度を55%にしたら白色を塗っていきます。
半分より上に太目の線を引く要領で塗っていきましょう。
髭の上部にも同じ色で光を塗っていきます。


今度はレイヤー透明度100%(そのままのレイヤー)の白色を先ほどよりも細い線を引く要領で塗っていきます。
玉ねぎのハイライトになる部分です。


再び茶色を透明度40%のレイヤーで乗算にして塗っていきます。
半分より下を玉ねぎの線に沿って塗っていきましょう。
他の色に被っても問題ないので上からどんどん塗っていきます。
同じ色で髭の根元にも影を入れるのを忘れないようにしましょう。


ここまできたらほぼ完成です。
さらに濃い茶色をレイヤー透明度40%の乗算で先程の影を覆うように塗っていきます。
半分より下を塗るイメージですが、一番下側は反射光があります。
簡単に言うと一番下側はちょっとだけ塗らない部分を残しておきましょう。


最後に黒系の色で落ち影を塗ったら完成です。
落ち影については好みで塗ってみてください。
玉ねぎ自体の塗は一つ上で完成しています。
まとめ
今回は玉ねぎの描き方を解説しました。
塗りについては画像の順番通りに塗っていけば意外と簡単に出来てしまいます。
レイヤーの透明度調整が複雑なように見えますが、上の画像にも参考としてカラーパレットを載せていますので画像を保存して真似してみてください。
メ夢
仕事と趣味で絵を描いています。
一時期アニメーターをしていたこともあり、実名ですがウィキペディアの方にも少しだけ載ることが叶いました。
これから絵を描き始める人や少し躓いている方へ役立つサイトになるよう日々記事を更新中です。
どんなに下手でも続けていれば私程度の画力は有することができますので、画力向上の道しるべとして当ブログをお使いください。