イラストを1枚仕上げるのに膨大な時間を浪費して、仕上がりは良いけど何だかモヤモヤするという気持ちの方はいませんか?
イラストを短時間で描くことには多くのメリットが存在しますが、やってみようとしてすぐにできるものでもありません。
普段じっくり試行錯誤しながら描いている人が急に時間を意識して描き始めても満足のいくイラストにはならないでしょう。
ただ、出来ることなら少ない時間で質のいいイラストを仕上げられるのが絵描きにとっての理想ではないでしょうか?
特にこの先イラストを仕事にしようと考える方は、
1枚のイラストに掛ける時間を減らすことは請け負える仕事の数に直結し、稼ぎに影響します。
では、イラストを速く描くにはどうするべきなのか?
今回は、そんな絵描きなら1度はぶつかる速く描くために何をすればいいのかの疑問について解決案をピックアップしました。
ショートカットキーで速く描く

絵を描くのが速い人はソフト上で使うほぼ全てのツールをショートカットキーで切り替えるように徹底してる人が多いです。
基本的なツールのショートカットキーは覚えてるけど
あまり使わないツールはマウス操作で済ましているという人が多いのではないでしょうか?
マウスを全く使わずに全てのツールをショートカットキーで操作出来るようになると、マウスとペンの持ち替えが無くなり作業効率が上がります。
マウスとペンの持ち替えはほんの数秒ですが、事ある毎に持ち替えていれば数秒が積み重なって時間のロスが増えます。
ショートカットキー操作を徹底するだけでも大きく作業効率が上がるのは間違いないでしょう。
また、既存のキーボードではなくゲーミングキーボードを使う事で ショートカットキーをより簡易的な配置に変更し、イラストを仕上げる速度の底上げが可能です。
ゲーミングキーボードを選ぶ際は以下で紹介しているような台座付きのものを選ぶことをオススメします。
手癖で速く描く
手癖で描くという言葉はイラストを描いている人なら耳にした事があるかと思います。
イラストを描くことにおいて、本来あまりいい意味で使われないこの「手癖で描く」という言葉ですが手癖の使いようによっては1枚あたりに掛ける時間を短縮することが出来ます。
もっとも、デッサンを意識した手癖であることが前提にはなりますが、こう描けばこう見えるといったように自分なりの描き方で絵が描ける人は線画や塗りの段階で考える時間を大きく減らすことが可能です。

迷ったり考えたりする時間が減るだけで随分描くのが速くなるわ
例えば木の質感を出したい時に塗り方がわからなければ何回も塗り直すことに時間を費やしますが、ある程度自分なりの塗り方がある人はその限りではないでしょう。
また手癖はその人にしか出せない絵柄にも繋がるので、個性として活かせることも考えられます。
手癖や絵柄について詳しく書いた記事がコチラにもあるので気になる方は合わせて読んでみてください。
時間を縛って速く描く

自ら時間を決めて描くことで意図的に速度を上げる方法もあります。
普段時間を意識しないで描いている人ほど速く描くことへ意識が向くので効果的です。
時間を決めて描く練習方法にはクロッキーやワンドロといったものがあります。
クロッキーは予め描くと決めた対象物を1分から10分の短い時間で描き取る練習なので量をこなして対象物の形を覚えたいときに役に立ちます。
描きたいものの形を覚えればその分だけ描く時間の短縮に繋がります。
ワンドロは1時間の間にイラストを仕上げることを目標とする練習方法です。
1時間でイラスト仕上げるのは至難の業ですが、どう手を動かして、どの工程を省くかを知ることが出来るのため、普段描くイラストに掛かる時間の短縮に繋がります。

時間を意識する分、いつも以上に集中するので描き方が身に付きやすいです
ショートカットキーを徹底して使うと描くのが速くなる
手癖で描くと考える時間が少なくなって早く描ける
時間に制限を設けると集中力が自ずと上がり速く描ける
まとめ
イラストを仕上げる速度を上げることは請け負える案件の数にも繋がります。
描くことを仕事にしようと考えている人は一日に何枚描けるかで報酬も変わってくるでしょう。
仕事にしない人でも、見せられる作品を増やす事で人の目に付く機会が多くなります。
多くの人の目に止まることは絵描きにとって、光栄なことではないでしょうか?
SNSが発展した今日では、表に出せる作品が多ければ拡散されて有名になれるチャンスも増えます。
そのためにも1枚あたりを仕上げるスピードについて意識して取り組んでみることをオススメします。
メ夢
仕事と趣味で絵を描いています。
一時期アニメーターをしていたこともあり、実名ですがウィキペディアの方にも少しだけ載ることが叶いました。
これから絵を描き始める人や少し躓いている方へ役立つサイトになるよう日々記事を更新中です。
どんなに下手でも続けていれば私程度の画力は有することができますので、画力向上の道しるべとして当ブログをお使いください。