イラストや画像を編集する際に何かとよく使うことになる選択ツールですが、中々思ったところを選択できずに困ってしまうことも多いでしょう。
kritaにも当然選択ツールは備わっているわけですが、
より細かいところまで選択できるようになるグローバル選択マスクについては意外と使ってない人が多かったりします。
グローバル選択マスクを使えば、細かいところを選択する際に役に立つ投げ縄ツールなんかよりも詳細にかつ自由に選択することが可能です。
今回は、そんなkritaの選択ツールの扱いに悩んでいる方へ向けたグローバル選択マスクの扱いについての記事となります。
マスクとはそもそも何か?という方は以下の記事で詳しく説明していますので合わせて読んでみてください。
グローバル選択マスクとは?
グローバル選択マスクとはそもそも何なのかということですが、簡単に言ってしまうと
実際に使用してみると以下のようになります。
ブラシで削り取るというだけあって、ブラシの大きさの変更も当然可能になります。
サイズを変えられるということは、本来選択するにはひと手間かかるような複雑な形の選択でも容易に対処が可能です。
グローバル選択マスク以外の一般的な選択ツールも便利ですが、以下のような若干の使いにくさいに心当たりがある人も多いのではないでしょうか?
グローバル選択マスクであればこのような問題点も気にすることなく対応可能です。
グローバル選択マスクを使うには?
では早速グローバル選択マスクを適用していきましょう。
1,krita上部メニューから【選択(赤丸部分)】を選ぶ

2,グローバル選択マスクを表示を選びチェックを入れる
※既にチェックがついている場合は一度チェックを外してもう一度選びましょう

3,全レイヤーの一番上に選択マスクというレイヤーが現れるのを確認

4,カラーパレットの色を白にする
※黒色だとマスクを削ることができません

5,ブラシで選択したい部分を削っていく
※削りすぎた場合は消しゴムツールでマスクを再び塗ることが可能です

6,選択マスク以外のレイヤーを選ぶ

すると、選択マスクが非表示になりブラシで削った部分だけが選択されている状態になります。
実際に使用すると分かるのですが、
ブラシは堅めのブラシを使う方がより的確に選択することが可能です。
選択ツールに困っている方は是非グローバル選択マスクを活用してみてください。
まとめ
グローバル選択マスクは一般の選択ツールで選択できないような細かい場所を選択するのに適しています。
今回のように柄物の服や、人の指等ピンポイントで選択する必要がある場合はどんどん使っていくと作業効率も上がるでしょう。
その他にも、レイヤーを統合してしまって部分的に切り取りたい時などにも重宝しますので試してみてください。
また、作業効率を上げるという意味では周りの環境や機材を整えてみるのもオススメです。
以下の記事では作業に役立つ機材など取り扱っていますので合わせて読んでみ見てください。
メ夢
仕事と趣味で絵を描いています。
一時期アニメーターをしていたこともあり、実名ですがウィキペディアの方にも少しだけ載ることが叶いました。
これから絵を描き始める人や少し躓いている方へ役立つサイトになるよう日々記事を更新中です。
どんなに下手でも続けていれば私程度の画力は有することができますので、画力向上の道しるべとして当ブログをお使いください。