指先ツールと言えば第一にPhotoshopの基本ツール群の中に搭載されている印象が強いですが、イラストを描く上で使ったことのある人は多いのではないでしょうか?
ただPhotoshopは高価なソフトなので、個人的に所有している人よりも会社や学校で使ったことがあるという人の方が多くなりがちです。
そんなPhotoshopの中でもイラストを描くのにとても役立つ指先ツールをどうにか無料ソフトのkritaで使えないかと中身を色々探してみた結果、限りなくその使い勝手に近いものを見つけました。
今回の記事ではそちらのkrita唯一の疑似指先ツールを紹介していきましょう。
kritaバージョンは5.0.6になります。
おさらい 指先ツールとは何か?
始めにざっくりと指先ツールについておさらいしておきましょう。
不必要な方は次項目からお読みください。
Photoshopを使ったことがある方なら文字通り指先のアイコンをしたツールを見たことがあるかと思いますが、以下のようなマークのものです。

こちら紹介した通り指先ツールと言い、特徴として
イラストを描く際にも使われることが多いツールの一つです。
実際に描いてみると以下のような表現になります。

文字に起こすならぼかしながら伸ばすといったところでしょうか。
人物の髪の毛肌服といったどのような場所にも使用用途があります。
kritaで指先ツールを使う方法
では、どうやってkritaでその指先ツールを使うのかというと。
こちらのデフォルトブラシを使います。

kritaにはデフォルトで搭載されているブラシがかなり沢山ありますが、中でもこのブラシ…
まんま指先ツールです。
実際に使ってみた画像が以下になります。

本家と違うところは、kritaはブラシとしての扱い、Photoshopはツールとしての扱いというところでしょうか。
あと体感ですが、kritaの方が動作が軽いです。
マシンスペックによりますが、Photoshopだとサイズを大きくして指先ツールを使うと処理が重くなりますkritaでは処理が重いと感じることはありませんでした。
その他の指先ツール系ブラシ
指先ツールと同じような特徴で違う質感を出したいときに使えるブラシも紹介していきます。
指先ツールのように伸ばしつつ、けど固い表現もあわせて出したいときにはコチラのブラシを使いましょう。

実際に塗り比べてみると上で紹介した指先ツールブラシよりも、きわが目立っているのが見て取れます。

ぼかしすぎた、伸ばしすぎたと思う場所に使うことで消えてしまったきわを復活させたり調整したりが可能です。
逆にきわを出しすぎてしまった、極端にぼかしたいという場合は以下のブラシを使いましょう。


使い勝手的にはPhotoshopのぼかしツールににていますが、あちらよりも極端にぼかすのでPhotoshopのぼかしツールに近づけたい場合は、透明度を1~2%まで落として調整しましょう。
また、kritaで上記のブラシ含め自分の好きなようにブラシをプリセット登録したいという方は、コチラの記事もあわせて読んでみてください。
まとめ
今回は指先ツールについての記事となりました。
kritaで指先ツールを使うメリットとしては、なんと言っても無料で使えるという点です。
Photoshopは使いたくても使えないという方はやはり多いと思います。
主に金額的な面ではフリーソフトのkritaは指先ツールの件もしかり、代替品として使うのも悪くはないのではないでしょうか?
ちなみにkritaはPSDファイルにも適用しているので、Photoshopと合わせて使うことも可能です。
現状ではPhotoshopの方も、マスター講座を受講することで安く使えるようにはなっていますので、
マスター講座について興味のある方は以下の記事もあわせて読んでみてください。
メ夢
仕事と趣味で絵を描いています。
一時期アニメーターをしていたこともあり、実名ですがウィキペディアの方にも少しだけ載ることが叶いました。
これから絵を描き始める人や少し躓いている方へ役立つサイトになるよう日々記事を更新中です。
どんなに下手でも続けていれば私程度の画力は有することができますので、画力向上の道しるべとして当ブログをお使いください。