皆様はどんな目的があって絵を描いていますか?
イラストのコンテストに応募するためだったり、自分のストーリーを漫画にするためだったり、アニメーションとして動かすためだったりと理由は様々でしょう。
しかしながら絵を描くことにおいて、一見全然ジャンルが違うものでも共通してくる部分が一つだけあると筆者は考えております。
それは「人に見せるため」ではないでしょうか?
「上手い人ならまだしも自分は下手だから」とあまり堂々と見せることをしていない人はとても損をしている可能性があります。
今回は見せることを躊躇している方や、あまり見せることをしない初心者の方に向けて、なぜ見せることが重要になるかを説明していこうと思います。
絵を見せることで得られるメリット
絵を描く理由は様々ですが、完成したものを非公開で誰にも見せない人はあまりいないと思います。
誰かに見られることで自分の意識していなかった欠点が明らかになることがあるかもしれません。
自分よりも描けない人の意見にムカつくことでもっと上手い絵を描いて見下してやろうと思えることもあるでしょう。
それら他人の意見はある意味自分を動かす原動力となり得ます。

ムカついた分だけ描き散らすのも練習の内ってことか
「お前にはムリ」と言われてイラつく事があったなら見返せるチャンスを与えられたと捉えましょう。
人に見せることのメリットは他人からの批判的な意見を貰えることです。

自分じゃ気付けないおかしな点に気付いてくれる人も多いですからね
批判されて伸びた絵は批判を浴びないで伸びた絵よりも学べる事が多く、否定的な意見を貰った部分を修正していく過程で次第に閲覧者側の目線から自分の絵を見れるようになっていきます。
これらの見せることで得られる他人の意見こそが最大のメリットとなり得るでしょう。
絵を見せるデメリットはあるの?
しかし、見せることにもデメリットはあります。
批判的な意見を成長に繋げるのが難しい人にとっては苦痛に感じて描くこと自体を辞める切っ掛けになりかねません。

指摘されて気分のいい人の方が少ないのも事実ですからね
最初のうちは肯定的な意見よりも批判や指摘の方が多く、自分が思ったような肯定的な意見はあまり貰えないと予め覚悟しておくのがいいかもしれません。
そして、何よりもそれらの指摘をしてくる人の大半は自分よりも描けない人か、誰々の方が上手いと比較してくる人の可能性が高いです。

そんなに言うなら描いてみろって思うことは確かにあるわ!
それら批判的な意見はメリットにもなるとは言いましたが、反対にデメリットとして受け取ってしまう方はいちいち意見に反応する時間を描くことに当てましょう。
反対意見は結果と実力でねじ伏せてしまえば別のターゲットを探して勝手に消えていくでしょう。
そうなれば貴方の実力はその人達に認められたということになります。
大事なのはデメリットをメリットとして成長の糧にすることです。
そもそも恥ずかしくて絵を見せるのが嫌だ
メリットデメリット以前に恥ずかしくて見せることが出来ていない、もしくは自信がなくて見せることが出来ていない人も一定数いるかもしれません。
ムリして見せる必要はありません。
ただし、一つだけ見せない代わりに取り組んだ方がいいことは圧倒的に上手い人の絵と自分の絵を毎日比べることです。
そして自分の絵がどれだけ劣っているのかを実感してください。

人の絵と比べると自分の画力の低さによく焦る…
他人の意見を受け入れない代わりに自分で自分に厳しく当たりましょう。
絵を見せられないということは画力の足り無さから自信を無くしていることを無意識に理解しているからです。
目標とする絵と比べ続けて少なからず近づいたと思ったならその時は自信を持って公開してみてください。

最終的には見せた方がお得なことも多いですよ
それでもどうしても自信が無い人はこちらの記事を読んでみてください。
もしかしたら自信に繋がるかもしれません。
まとめ
今回は絵を見せることの重要性について書きました。
絵は完成したのなら誰かに見せる習慣をつけることが大事です。
誰にも反応されないこともあるでしょうし、批判を受けることもあるでしょう。
それらはメリットにもデメリットにもなり得ますが、見せない事には誰にも届きません。
見られることで大きく評判を呼び一気に名前が知れ渡ることにも繋がるかもしれません。
下手だから見せないという考えはあまり持たないことを筆者はオススメします。
メ夢
仕事と趣味で絵を描いています。
一時期アニメーターをしていたこともあり、実名ですがウィキペディアの方にも少しだけ載ることが叶いました。
これから絵を描き始める人や少し躓いている方へ役立つサイトになるよう日々記事を更新中です。
どんなに下手でも続けていれば私程度の画力は有することができますので、画力向上の道しるべとして当ブログをお使いください。