イラストの描き方が載っている本を持っていますか?
よく可愛いキャラクターが表紙を飾っている「○○が描けるようになる」とのキャッチフレーズで売られている本のことです。
それらの本が役に立つのはどのような時か、しっかりと把握しておかないと思わぬ罠に掛かることがあるのです。
今回はそのようなイラスト集や講座本を有効活用できる方法と初心者が陥りがちな部分に焦点を当てて説明していこうと思います。
講座本の買うだけ放置は絶対にやめよう


買うだけじゃ意味ないんだよ?

ちゃんと読んでるし!
せっかくの講座本も持っているだけでは何も与えてくれません。
「〇〇の描き方」と宣伝されていても目で見て読んだだけでは知識にしかならないでしょう。
絵を描く上で大事なことは自分の手を使って何度も描くことです。
講座本やイラスト集を買うだけ買って練習した気になっている内は技術は身につきません。
初心者が陥りがちなこの買うだけ買って練習した気になる行為はハッキリ言ってただの甘えです。
講座本やイラスト集を買うこと自体は悪くはありません。
その中からヒントを得られることも多々あると思います。 ダメなのは、何度も言うように読むだけ、買うだけ、集めるだけと練習した気になっている状態のことです。
気持ちは分かります。 たくさんの資料に囲まれているとどうしても今日は資料集めを頑張ったから続きは今度となりがちです。 しかしそれは練習ではなく、収集です。
読んで実際に手を動かすところまでをこなさなければ上達はないと思いましょう。

思い当たる節はあった?

買ったら練習した気になっちゃうのはわかる気がする…
講座本が使えるのは最初の内だけ?


最初の内しか使わない可能性の方があるってことも意識してね

お金払って買うんだからずっと使うわよ!!
この「最初の内」とは2通りの意味があります。
1つは買ってから数ヶ月の内だけというもの、 2つは描き始めて間もない内というものです。
前者は絶対的に数ヶ月の内だけしか使わないわけではありませんが、講座本を買うことが多い人ほど新しい物に目を奪われて最初に買った本は気付けば棚の奥なんてことも珍しくないという意味合いです。

ぐぬぬ…
後者は描き続ける内に本を使わずとも描けるようになる場合がほとんどだからです。 勿論しっかりと本を使って練習した場合にはなりますが、前まで描けなかったものが描けるようになったのなら単純に講座を頼る必要はもうなくなります。
自分のレベルが上がるにつれて自分流の描き方も見えてくるでしょう。 そうなったら始めの内に買っていた本を見返す機会も必然減っていきます。
簡単に言ってしまえば「上手くなったら必要なくなるから」という意味合いです。

講座本に期待しすぎも良くないよ

上手くなったら必要なくなるって言われたらなんかやる気出てきた
結局のところ大事なのはこれ

どれだけたくさんの資料に囲まれていようとも全てのページを描き写すくらいの勢いがないなら講座本に頼ることはオススメしません。

全てのページ…
お金も掛かります。

お金…
そして今の世の中どうしても描き方が知りたいのならば、ネットで検索すれば大抵は出てきます。
シワの描き方、髪の描き方、色の塗り方、オススメのペイントソフトetc….. 上達を目指す貴方にとって講座本やイラスト集を買うことが本当に必要ですか?
自己満足で終わりませんか?
買って読む時間があるならば身近な漫画の単行本を1冊模写した方が上達すると筆者は考えます。
結局のところはシンプルにひたすら描くことでしょう。

上達したいなら手を動かすしかないみたいですね

やっぱり結局そこなのよね(泣)
まとめ
今回は講座本やイラスト集の必要性について説明させていただきました。
有効的に使うための方法は満足しないことです。
筆者よりの意見が多くなりましたが、実際自分で買って読んで放置してこれではダメだと思う時期が私にもありました。
絵は上手くなりたいけど読んで満足してしまうという方にこの有効活用の記事が届いていれば幸いです。